若年層の多面的総合的かつ粘り強い支援が結果効果的な支援になる

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今週は、ある方のご紹介で浜松の若者支援をされている浜松市パーソナル・サポート
センター伊藤様とのインタビューを書かせて頂きます。

運営の考え方は、基本的に相談に来た方は、全て受け入れます。また、「本人に合わせてとことんする」ことです。

通所対象者は、福祉的制度、雇用制度等の当てはまらない方を対象とし、スタッフは、ほぼボランティアで構成運営されています。

ボランティアの方の選定条件は、学歴や職歴関係なく、
命令しない。
一緒に寄り添うこと。
一緒に聞くこと。
一緒にやろう。
本人に提案すること。

入るのも自由
辞める自由

最終的には、自分が決めたんだという風に持っていく支援が大事です。

通所の方の理由は、
移行支援事業所で上手く行かない方、捕まった方、通院中、ひきこもっている方、知的・精神・発達の方で、通所されていない方です。

積極的に行動しよう!ということで、
思っただけではなく、どれだけ実行したか?重要だが、支援者側から「こうしなさい」、「ああしなさい」とは言わず、本人が考え答えを出すまで、待つそうです。

壁には、
○見ただけでは、したことにならない。
○聞いただけでは、したことにならない。
○思っただけでは、したことにならない。
○したことだけがしたことになる。
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情報交換は約2時間にも及びたくさんの事例をお話し頂きましたが、以下に絞らせて頂きます。

まずは、実習でのエピソードです。

実習先依頼で、もちろん断る企業も多いようですが受入の企業もあります。納得している受入の企業の方は、「社会貢献」が強い気持ちがあり、事情を理解するとなんとかしなければならない。という考えて頂ける企業も多くなってきたと感じられるそうです。

最初の1歩が大事ですよ。居場所があるのが大事なのですよ。と企業にも説明されるそうです。企業では、段ボールたたむことや車清掃等の清掃を行って頂くとか、企業さんはそんな仕事で良いのか?と聞かれることも多いようです。しかし、実習で話していくと、経歴がすごい、有名国立大学出身であります。

しかし、経歴を記入すると期待されるので、本人と話合い、白紙で行くこともあるそうです。
更に深く話していくと60%の方が自分で辞めてしまう・・・。自分が迷惑をかけてしまうから。。。

この発言の意図の裏には、企業側と本人とのズレあるのです。

■例1
本人は、いつも同じ場所に置いている。しかし、担当が変わり、いつもと違う場所を突然「この辺に置いてくれ」と言われた。それで、少しこだわりが強いと何でここに?この辺ではわからないよ。と強い口調で言ってしまい、第三者で見るとトラブルになっている・・・。

しかし、トラブルとしてとらえるのではなく、「あっこの人はこうなんだ」と理解していれば、指示の仕方やお願いの仕方が変わるし、お互いが楽であります。それ以外は一生懸命(こちらがいいよいいよと言うまで)真面目にしてくれるので、企業には、良い営業をもたらしてくれるはずです。

通所の方は、退職してから、求職活動するまでに面接に不安を持っている方も多いし、交通の便が重要、薬を飲んでいたりするので、運転が出来ない。緩慢であったり、口が回わらなかったりします。様々なことがあります。かといって過度にかまえる必要もないとおっしゃいます。重要なのは、わかろうとする気持ちで、いづれは、信頼関係ができてくるはずです。
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■例2
通所の方によくあるのは、面接です。受からなかった方には、何で受からなかったか?と就職の整理していただくために質問と確認をします。たとえば、
本人 「1年に100件駄目だったんですよ」という、 
伊藤氏「それは少なくないかな?」
本人「・・・」
伊藤氏「通所の方は、1日20件電話するよ」
本人「1日20件ですか・・・」
伊藤氏「そう。20件なので数件、面接アポとるよ」
本人「わたしは少なかったのでしょうか・・・」
伊藤氏「そういうわけではなく、そう言ってくれる方がいなかったんだよ」
伊藤氏「あなたは、悪くないよ。これから行動すればいいんだよ」

この会話は、いかがでしょうか?
その会社でも、よくあるOJTや教育での場面ではないでしょうか?

まさに動いたかどうかです。

また、職業適性の話もありましたが、夢が実現する方は、少なく、ほとんどが自分が思ったのと違う。

こういった話をできる機会が極端に少なくなるので、雑談で、その人の過去を知りつつ、対応を図ることが常にマメに必要と強調されています。

課題としては、ボランティアが主体なので、広い視野で見て、出入り自由にすることで、今手伝っている方が次の仕事場からでも手伝ってほしいことを伝えられるそうです。人材の入れ替わりがあることを前提に募集されているそうです。

ボランティアご希望やご検討の方は、以下より、問い合わせをお願いします。
http://www.hamapss.com/

今回も良いインタビューでした。お時間頂いた伊藤様、ご紹介のK様、ご同行お誘いいただいたN様ありがとうございます。

PS,最後にこの漫画は、通所者の方ので、今は、売れっ子作家になられているそうです。
   素晴らしいですね。
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