富士メガネさん 素晴らし過ぎて言葉が見当たらない・・・。

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今日は、坂本ゼミ北海道合宿で訪問しました第3回 日本でいちばん大切にしたい会社大賞 経済産業大臣賞受賞企業 富士メガネさんで伺ったエピソードです。

小生、このブログについては障害者雇用や障害者自立支援にスポットを当てさせて頂いております。富士メガネさんは、大賞(経済産業大臣賞)受賞企業ですが、賞の審査基準の中に障害者の法定雇用率達成基準があります。障害者の法定雇用率は、2%ですが、最低5年連続達成(従業員524名ですので11名以上の障害者雇用)していなければ、審査数値から外れてしまいます。合宿(視察)の際、質問の時間が無く障害者雇用に関する具体的なことが伺えなかったのは残念でしたが、本ブログ内容のエピソード(3ケ)を踏まえ、障害者が働きやすい会社とは、このような取組をしているのではないか?ということを皆様と考えるブログにしたいと思います。

経営理念
「我々は、人々の健全な視機能向上と見る喜びに奉仕して豊かな文化の造像繁栄に貢献する」

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理念の具現化しているのが、第一に松下幸之助様のエピソードです。
昭和39年、創業者の前金井会長がテレビを見ていた際、眼鏡がズレ落ちていたので、お手紙を書かれたそうです。「貴方のかけておられた眼鏡は、失礼ながら、貴方のお顔にあまり合っていないように思います。もっと良い眼鏡にお取替なった方がよろしいと思います。」しばらくして(昭和40年年初)に来店。技術と情熱に感動し、「世界1のメガネ屋」を言わせた。松下幸之助著「折々の記」より一部抜粋。
1.メガネを売るというひとつのことにこれほどまでの思いを込めて取り組んでおられるとは…。と熱心さに感心。
2.仕事に対する思いや信念を徹底して貫いている。
3.商売というものの実に見事な一つの手本が示されている。
4.自分の商売に心底、徹底して、打ち込んでおられる金井さんの姿に心から敬意を覚えるとともに、わが仕事もかくあるべし、という反省をあらわさせられた。

といった感想ですが、現在もお客様との取引が創業者より継承されています。

その意図は、以下のメッセージの一部((1)、(2))により金井会長の仕事に対する熱い思いと信念を感じます。
(1)目が見えていれば良いというものではなく、高齢化を迎え視覚障害に苦しんでいる方々にリハビリテーション、眼疾患や生活習慣病の視力への影響、更に視力の健康や安全など、眼の健康のアドバイザーの役割を担っています。

(2)メガネは医療用具である。
 医療器具を扱っているという自覚
 本当の原因は何なのか?
 お客様の健康状態の正確な把握
 気付きのあるスタッフの養成
 正しいメガネの製作
 予防の社会的意義

第2のエピソードは、(2)の「正しいメガネの製作」の詳細についてです。富士メガネは、お客様の見え方の質を向上させるメガネを「正しいメガネ」として位置づけ、お客様の見えづらいという訴えの原因が何によるものかを追究するため、詳細な検査を行なっています。

メガネ店では殆ど見られない、眼底なども拡大して観察出来る「スリットランプ」という機器なども導入し、訓練されたスタッフが検査に当たっているが、検査の課程で、眼疾患の疑いのあるケースや、身体の何らかのトラブルが眼に現れるケースなどもあり、その場合には、メガネを作ることを止め、専門医への紹介を積極的に行なうことで、多くの福祉的副次成果も上げております。

眼の変化(病気)は、非常に気付きにくく、一年間のうち数例は、放置することで失明に繋がるような眼疾患が発見されたり、脳腫瘍など、重篤な病気を未然に防ぐこともあるということで、数年前にも「眼科病院に行き、ご安心なさってからもう一度ご来店いただけないでしょうか?」とお話ししたお客様が、眼科医院経由で市内の医科大病院を紹介され、その病院でMRI検査したところ、脳の主要な血管に詰まりが発見され、医者から「もう少し発見が遅かったら、脳梗塞などの可能性も高まっていた。」と・・・。

そのお客様は緊急入院をしたが、一週間程度の投薬治療でなんとか退院されたそうです。お客様のご子息から「父の命を救ってくれてありがとう。」との言葉を頂いた。

お客様の視生活を改善する、「正しいメガネ」を作ろうという使命感が、結果的に眼の病気や重篤な疾患の早期発見に貢献しているといえます。

 *眼底を見て頂くことは、重要です。血管でレンズを通して観察し、眼底の血管、網膜、視神経を調べる検査ですが、眼の変化(病気)は、気付きにくいし、状況をお伝えすると事の重大さを認識出来ていない方が多くいらっしゃるそうです。

ここまで、徹底しているメガネ屋さんは、富士メガネさん以外聞いたことがありません。

第三のエビソードは、人事責任者が「不採用になった方への対応」を発表してくださいました。女性へ回答送信したメールですが14分3秒間で紹介して頂きました。不採用の方々の多くは、「元々小・中・高校の頃に受けたサービスに感動したこと」が応募動機でもあるので、不採用でも「何かをお役立てになることができないか?」という方針で、対応しているそうです。その返信内容は、会社員と1個人としてのアドバイスや対応、などがびっしり書かれて、感動を覚え、溢れ出る涙を抑えることができませんでした。

14分間読み上げることは、何文字になるか想像も尽きません。しかし、不採用の方に1人1人このように丁寧に返信されているので、普段の業務を並行しながらの返信、敬服致します。

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ちなみにこの方針ですので(新卒定期採用は、15~20名程度で、ほぼ断ることになる)、募集上限を200人にされているそうです。募集媒体等駆使すれば、2000人の応募があるとは想います。とのこと。いやはや参りました。流石「日本でいちばん大切にしたい会社大賞 経済産業大臣賞 受賞企業」です。

障害者だけではなく、どんな方でも働きたいと思う。と感じたのは、私だけではないと思います。

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