大手企業の障害者雇用の浸透手段や方法は?

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平成26年9月6日の投稿です。

先日、ある大手企業様の人事担当者より、メールを頂き、その日にご返信いたしました。大手企業様の人事担当者の悩みの多くは、以下2ケではないかとおもいます。

<大手企業の人事担当者の悩み>
1、会社側は推進するが現場が疑問に思っていて、組織で間に挟まれ、勉強して現場や上司に伝えつつ、「成果(現場から「良かったよ。また欲しいな」と言われる)」が上がらない、なので、事例や講演会、国の制度を勉強する→現場にお願いし試す→でも現場から良い声が上がらない→どうして良いかわからなくなる。

2、人事担当者は一生懸命取り組んでいるが会社側は、「糠に釘」の状態で、全く前に進まない。。。

どちらも、容易ではない悩みであります。。。でもどちらが可能性があるかと言いますと、会社側が推進する方針の会社は、必ず上手く行きます。それは、必ず実行する。という前向きな考えが根底にあるからです。先々週も稲森和夫さまの「考え方×熱意×能力」という話をさせていただきました。

話は戻し、1番の場合の詳細は以下が考えられます。
< 大枠で困難と考えている会社>
1. 作業指示の仕方が難しい。
2. 作業内容の理解に時間がかかる。
3. 採用後、支援者を配置する必要がある。
4. 研修時に特別な対応が必要になる。
5. 現場の従業員へ理解を求める必要がある。
6. 品質の低下が心配である。
7. 作業能率が低い。
8. 健康保険の負担が増す。
9. 通院時間の確保など勤務時間上の制限がある。
10. 通勤が困難である。
11. 人間関係を築くのが困難である。
12. 周囲とのコミュニケーションが困難である。
13. 労働意欲の向上や定着が困難である。
14. どのような仕事ができるかわからない。
15. 適当な仕事がない。
16. セキュリティ(管理面、安全面)の問題がある。
17. 仕事のために補助機器を導入する必要がある。
18. 建物をバリアフリー化する必要がある。
19. 業務に時間がかかり、人財を増やす必要がある。

いかがでしょうか?

出来ない理由や言い訳ばかりのような気がしませんか?

全部が全部出来る(物理的なものは老朽等も考慮)とは限らないかもしれないが「少し考えを変える」だけで、かなり変わる項目はあります。

組織で動いているので、できない理由を言う人数が多くなっているとその中(「できない理由」)にいつの間にか合わせている自分がいることになってしまいます。

ですので、第三者から見て頂き、
・自分自身に対し適度な緊張
・組織的に納得
・障害者当事者も適度な緊張OR楽しみ

という仕掛けが必要で、組織的にどう進めればこのようなことが実現するか?を考えることが必須です。

実は、その大手企業の担当者様は、
・各都道府県に設置配置されている、ジョブコーチ支援という制度を今年はとても各県で利用致しました。しかし、その支援が終わっても、どの県の場合でも解決の糸口が見えないのです。
・有名教授の講演を聞いたり、書物を読み漁ったが実際の現場では、どの好事例も上手く活用が出来ず。
・その他もろもろ。

ということに悩んでいらっしゃるようで、

小生の回答(助言含め)
・A様が一生懸命なので、悩みも多くなりますよね。しかし、1人で抱えては、大変です。悩みや相談を共有し、チーム制で決めて行くようにすれば良いのではないでしょうか。

・障害スタッフの方を障害特性で判断していて、その人の個性(良い所を見つける)を見ていないのではないでしょうか。

・国の専門家の話を聞きすぎて難しく考え過ぎているのではないでしょうか?シンプルにこの人はこういう特徴だから、この仕事は合うのではないか?と考えまず試してみましょう。

・障害スタッフの立場になりましょう。ほとんどの方は、経験値が少ない状況で、人生を過ごしています。これは、アセスメントの考え方うんぬんというより、障害スタッフの方は、入社時どんな気持ちだったのでしょうか?不安で不安でしょうがなかったのではないでしょうか?その不安を取り除く努力(障害スタッフをもっと知りたい気持ち)をされていたのでしょうか。そこを少しでも取り除いてあげると、現場に入ったときの心理負荷は、極小化され、安心し、モチベーションも上がるのではないでしょうか。

・職場環境(健常者スタッフの意識)を最大限に変え、障害スタッフへ慣れるまでの声かけ(配慮)を行うべきで、障害スタッフを変える、もしくは、特性だから・・・。というより、自分達(社内支援者)を変えるほうが早く効果が表れるのではないかと思います。

細かくお話しを伺えれば、まだAさんの場合、bさんの場合と具体的には、助言させていただけるのかなとは思います。大枠の話では、まずは、「考え方を超前向きに」、「組織で障害者雇用を眞の多様性社会のため実施すると決定する」ことが重要だとおもいます。
この2点が無ければ、いくら人事担当者が一生懸命実施してもなかなか前には進まないでしょう・・・。

小生自身を含めそうですが胸に手を当て自ら常に考えてみましょう。
「できるためには何をどうしたら良いか・・・。」

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