8/2 不登校(発達障害傾向の方を含め)の取組をレポート

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今週は、西日本新聞のwebsiteの記事
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/93414
を拝見しまして、直にアポ入れさせていただきましたら、快く歓迎いただき7/29の視察となりました。たまたま、別件で、障がい者つくし更正会那波さまに連絡をさせていただいた際、「立花高校で先生向けに講演のお話を頂いたのでご挨拶に行かなければと思っていた」ということで、ご一緒することになりました。

まず高校に着いて感じたのは、教師から近寄って挨拶してくださり、好印象でした。
高校学校で、「歓迎」を感じる挨拶は初めてで、気持ち良かったです。これは、普段から行っていないとここまでの自然で好印象なのはできないはずです。

学校概要を紹介させていただきます。
立花高校57年前(1957年(昭和32年))にアベキヨミ先生が創立。

理念は、「1人の子供を粗末にするとき、教育はその光を失う」

学校概要はHPをご参照いただければ幸いです。最大の特徴は現在500人の生徒中60%~70%不登校等の経験があるということです。
斉藤校長の着任前の15年前、評判も悪く、このままでは、閉校の危機(生徒が1桁のときもあった)にあった。不登校の方も多く、そういう方が自然に集まっていた。結果、現象として、不登校の生徒も増え、先生も結果的に経験を得てきた。経営的な観点からも「不登校の生徒を受け入れ(自立支援)で勝負しよう」という方針になり、運営してきた経緯があります。

斉藤校長、着任時の10年前、200名の生徒数で定員充足率40%であった・・・。
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今でこそ、市民権を得ていますが不登校の方は、発達障害傾向の方も多い。10年前当時の「不登校」の生徒を中心に関わる。ということでは、心労も相当にあったのではないかと察します。

当時の斉藤校長は、(誤解を恐れずに不謹慎な言葉かもしれませんが)生徒には、ちょっと違う感があったとおっしゃっています。すなわち、コミュニケーションが苦手、集団に入りくい等の生徒に対しての先生の対応を心配されたそうです。しかし、各先生生徒に対し色分けせず真摯に向き合い関わっていた。

今思えば、当時は、専門知識がなく、普通高校で不登校の生徒を受け入れている。という取り組みで、発達障害傾向の生徒の卒業後の対策は、具体的なかった。
生徒の困り感に向き合い、一生懸命学習していくなかで、不十分ですが実践が伴ってきたのでしょうか?徐々に生徒が増えてきました。それを支えていたのは、創立者の理念である、「1人の子供を粗末にするとき、教育はその光を失う」が根底に浸透していたのではないかと感じます。

時が経つにつれ、卒業後、うれしい言葉を聴くことが増えました。「楽しかった」、「友達ができた」それは、不登校の生徒が生活に戻れるようになったのは、教師側の成果でもあるが、特別支援学校等の卒業生と比べた場合、明らかに差(特に就労面)があるので、現実を突きつけられたときに「良かれ」と思ったことが「どうなんだろう?」と自問自答し、どういう考え方、どういう価値が提供できているか悩まれた時期もあったそうです。

しかし、よりもう一歩1人1人に寄り添えるように進まなければならない・・・。
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そう考えたときに発達障害傾向の有無にかかわらず、「立花学園が皆様に適しているか?を選んでいただく」という考え方、皆様から評価されて、願書をいたいただけたならば一生懸命行う方針でブレなくなったそうです。

話は進み、卒業生の就労に話が進みました。
どの学校さまもそうですが卒業生の就労という観点では、関心したのは、卒業生をNPO法人を設立し、その事業に参画させていることです。

卒業後の進路の方針で、高校卒業したら、すぐに就職、進学しなければならないことで、進めて行くのは、心苦しいし、そうでなくても良い。たとえば、1年充電し、それから就職活動をしても良し。24歳で就職しても良し。とにかく本人1人1人の成長や環境に合わせ少しずつ上げて行く事が重要です。

社会の風潮としてはあるがレールに乗るのが本人にとって、良いのかどうか?関係者は考えなければならないし、しっかり話をする必要があるし、その上ですこしずつ社会の見方が変わって欲しいし、変わることが必要、皆で取り組もう!との呼びかけで、一歩一歩行っていきたいもので、それを立花高校で実践していくことで、社会貢献(1役担う)していく所存です。と力強く言われていたのが印象的です。

何が一番変わったと思いますか?という問に対し、生徒も増えてきたし、学校内で生徒が明るくなり、雰囲気が変わった。。。

たくさんお話(先生方のモチベーションの話、教育方針(文科省普通高校基準に合わせながら、特別支援的なことを実施していく)、受け皿(ルール)の話)を伺いましたが、書面の都合により、割愛させていただきます。

話がどんどん深くなってきましたが、肝心の記事の内容をお聞きせねば・・・。ということで。
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「発達障害、母校で自立訓練 普通科高校と福祉施設が連携 立花高、敷地内に作業室や相談室 [福岡県]」
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ここは、お聞きできましたが、記事ではなく、視察し、直接お聞きしていただけると幸いです。百聞は一件に如かずです。直接の関係は、学校法人の理事に野の花学園様の理事が就任していたことです。

障害者雇用という観点で見ていったときに、高校も制度の中で、必死に連携を模索しながら、進んでいる。そして、当初は理解されるまで苦労もあったが、現在は、素晴らしい取り組みをしている高校があるというということを改めて、知りました。いやはや、奥が深いです・・・。

新たな感動、知見広がり、頑張っている方とのお話は、勇気を頂けます。
視察は、やめられないですね・・・。

教育とは、学校とは何か?改めて考えさせられました・・・・。

来週は、福祉施設側の視察をレポートさせていただきたく思います。

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