「ありがとう」の創業精神を受け継ぐ、社員及び障害者、高齢者を取りまとめるリーダー

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先日発売された「日本でたいせつにしたい会社4」に掲載企業である、株式会社障がい者つくし更生会さんよりご紹介いただいた京都の山本清掃の社長室室長銭本護様に伺いました。

山本清掃さんの会社概要をご紹介させて頂きます。

創業1949年、業種は、一般廃棄物、産業廃棄物、機密文章処理、繊維(ウェス)リユース、車の保有台数70台、従業員97人(障害者内訳聴覚3名、知的4名、精神2名)、グループ全体で年商18億円、経常利益7%の優良企業です。

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また、現在の社長は、2代目ですがグループの指針は「百年企業を実現する」です。障害者雇用はその一環になります。

創業者故山本武雄(平成23年10月に90才で他界)は、シベリアの抑留より日本に戻ってきました。故郷の石川県に戻ったものの、仕事及び自分の居場所も無いということで、京都に出ててきて、「これからは、」大八車1台から出発し、なれない土地で全く初めての仕事。人力で運ぶ仕事は並大抵のことではなく、嫌になり何度も辞めようとも思ったそうですが、お客様の「ありがとう」が心の支えになり、その言葉に勇気づけられ、必要とされていることを自覚し、「埃をかぶってもこの仕事を続ける」と覚悟を決め、これが天職と一意専心ぶれることなく、続けて来られ、現在は本年65年を迎えることが出来ました。これが感謝の大きな意味を持つのでしょう。今もその創業精神を受け継ぐため、手話研修、表彰制度、65周年の広報活動等、積極的に対外活動を実施しています。

安全や環境、地域社会に貢献していると取り組みと想いをいつくか紹介させていただきます。

第1に見学通路を設けていることです。見学通路を設けている産業廃棄物の業者は稀なのですが、ISO14001を取得していることもあって、取引先は、ISOを取得している企業へ(廃棄物を出している会社を)年に一回は、訪問し報告する必要があること、また、小学生や役所等の見学者も多く、安全性を確保の上するでも通路を設置する必要があったそうです。

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第2に障害者雇用です。
若者に職場(働く場所)の機会を。と創業者は常々口にしていた。人材不足の京丹波ウエス事業所があり、ウェスのリユースを行っておりますが、障害者の実習受け入れ、京都府保健局の社会適用訓練の受け入れ事業所も実施し、働く場所の機会を常に創っています。障がい者の平均賃金も12万5千円で、障がい者の生活にも貢献しています。

第3にグループ会社で、高齢者雇用を実施していることです。グループ会社のMRCで全従業員30人ですがそのうち60才以上は、20名在籍しており、若者だけではなく、時代に合った雇用形態を取っています。

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 *京丹波ウェスでの取扱商品と社会貢献取り組みの紹介

現在は、OHSAS*オーサス(労働安全)を取得準備中で、更に労働環境を改善する取り組みを続けてます。また、東日本大震災の後、全国清掃事業連合会から、環境省支援依頼があり、支援に出かけています。それは、仕事とはなにか?を企業の中でもしっかりと共有し、「人の役に立ち、社会に恩返しをすること」が受け継がれている証です。

65周年の冊子のタイトルは「明日への第一歩」

このことは、何があっても悲観的にならず、慢心せず、謙虚に、でも常に前向きに生きてく。という哲学を、小松製菓の創業者故小松シキさんの言葉と重ね合わせ、故山本武雄の苦労の連続だったが最後は、笑顔での大往生だったのではないか?と想いにふけていました。

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