大学や私立学校の障がい者雇用について

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学校法人皇學館は、「平成27年度障害者雇用優良事業所等表彰における独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰」を受賞しました。
http://www.kogakkan-u.ac.jp/html/campuslife/p07detail.php?mdid=3112

学校法人中村産業学園(九州産業大学、九州造形短期大学)は、「平成26年度障害者雇用優良事業所等表彰」において、「独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰」を受賞いたしました。
http://www.kyusan-u.ac.jp/news_view.php?nid=54325a604388c

という記事をある所で拝見しました。コツコツと行ってきた成果だと思います。心よりお祝い申し上げます。

上記のお祝いとは関係ないのですが、今まで大学に30校程度訪問させていただいたり、学会等でお会いした教授や特別支援担当先生方と情報交換させて頂く機会を頂き、心より感謝申し上げます。

お話を伺う中で、特別支援学校の生徒、大学(大学でも身体障がい者の就職については)では、フォローできているものの、発達障がい者の就労支援がフォローなかなか出来ていない事実を大学を訪問し、相談室等で直にお話を伺い理解した時には、かなり衝撃的でした。 
 *平成28年4月施行の障害者差別解消法への対応や今後増加傾向にある発達障がい者の対応についてどうするのが良いか?私個人は、大学内で雇用し、実際に関わることで、対応ノウハウや経験が出来てきて、それを企業への就職や助言の対応源泉にすれば良いのではないかと考えております。

さて、ここで、現状の生活や運営を見つつ、(あくまでも個人的な見解ですが)原因と対策を考えてみたいと思います。

■現状:大学内における発達障がい(傾向含めた)を抱える大学生の悩み
①計画を立てる
・スケジュール管理が苦手
・履修登録が苦手
・期限内にレポートや論文が終わらない
・計画を立てることが苦手
・優先順位を付けることが苦手

②社会について
・「働くこと」に対するイメージが出来にくい
・アルバイトなど「働くこと」に対する経験の少なさ
・自分の得意不得意について理解が出来にくい
・「好きな事」「やりたいこと」への固執

③進路・仕事
・仕事の経験不足やこだわりによる選択幅の少なさ
・得意科目の強化
・将来を見据えた資格取得
・就職後のつまづき

④生活
・大学生活の不安から生活リズムが崩れ寝不足になりがち
 →居眠りや休憩中に寝ているとだんだん友だちもできなくなり、学校もつまらなくなる。
・食生活の偏り
・炊事洗濯が苦手
・掃除や片付けが苦手

⑤コミュニケーション
・パーソナル・スペースが近い(適切な距離感)
・友達が少ない
・人の話しを信じやすい
・新聞などのキャッチセールスや勧誘が断れない
・ルールが分からない

⑥経験値の少なさ
・興味のあることしかしない
・目的以外の場所に行かない
・他者との交流が少ない

■現状と原因:大学内の運営
①卒業させることが目的
②就労支援は、優先順位が低い
③縦割りで、意思決定が遅れがちになる
④就職室は、健常者の就職支援で手がいっぱいであるし、就職率を上げる、良い企業への就職数を増やすことでの入学生へのインセンティブ。
 *良い企業の定義が課題ですが・・・
 *入学生へのインセンティブも少子化の時代、大学間生徒獲得競争もあり、必要なことではあるが質の問題もあり・・・。
⑤企業と大学・支援学校の繋がりがほぼ無い
⑥文科省と厚労省の連携が思った以上に取れていない。
http://www.mext.go.jp/a_menu/hyouka/kekka/07110104/002/010.pdf
モデルで連携があるぐらいでしょうか。
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pdf内に「プチ就労体験」が無いのが残念と申しますか、なぜ入れないのかか不思議です。それはなぜか?健常者の小学~高校生は、一般企業に体験やバイト等に行っているし、先日ある都内中学生から問い合わせがあり、体験できないか?とのことで、体験できる機会が障がい者より多くあります。発達障がい者(知的障がい者も同様)は、幼少のころより、いじめの経験や色眼鏡で見られ、自己肯定感が低い方が多く、そのままの環境(環境を変えづらいシステムも問題ですが)で青年期を迎える方もいらっしゃいます。

それは、自己肯定感がそのまま低い方が青年期を迎えても社会での自律が適合せず、生活は親や信頼できる支援員と一緒で居ればできるが就労となると、生活は親や信頼できる支援員以外と付き合う時間が1/3~2/1はできます。慣れない仕事と人間関係で、バランスを崩し、発症してしまう事実も多くあり、幼少期から「プチ就労体験」をより多く体験して、周囲から「ありがとう」と笑顔で感謝されることで、本人がどれだけ嬉しい事か、そして、自己肯定感を高める方法が最良なのかは、家族と楽しそうに話をする本人が居た。と嬉しそうに話す家族から話を聞けば、その効果は、一目瞭然です。

■対策:
①大学の夏休みや冬休み、春休みを利用して、企業に体験実習に行く、受け入れる企業も負担はあるので、補助金(受け入れに費やす人件費という意図)を支給するように仕組み化できないのだろうか?
②大学卒業してから就労移行支援事業所を利用するのではなく、「大学内における発達障害(傾向含めた)を抱える大学生の悩み」の編で、解決できる福祉制度は、生活訓練や地域活動支援センター、B型等で受入れ。
③相互出向(1年程度)し、それぞれの立場を理解し、より深い支援に繋げる連携を実施し、1人でも早く社会で自律できる人材を育成できる環境づくりをする
 *埼玉県では、特別支援学校の先生が特例子会社に出向し、企業の活動を学ぶ制度があります。これを大学の就職担当関係者も実施する。私個人的には、企業も大学で教えるべきであると考えます。

親としては、せっかく大学まで行ったのに。という思い、国としては、若い方が1人でも多く働けることで、活気が出て、景気にも影響するし、労働力人口も増加し、合わせてGDPが増えるとも考えられるのではないでしょうか。

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