「発達障害のある方のストレスマネジメントを考える 」の講演会に参加

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今週のブログは、視察でのインタビュー投稿ではなく、昨年12月上旬に千代田区就労支援センター主催の講演会「発達障害のある方のストレスマネジメントを考える ─「働く」とストレスの上手な付き合い方─」に参加してまいりましたので、その様子を掲載させていただきます。

プレゼンテーターに、「大人の発達障害当事者による、大人の発達障害当事者のため」の支援機関、一般社団法人発達・精神サポートネットワーク理事長金子磨矢子氏、スタッフの山本氏、行吉氏、NPO法人東京都自閉症協会理事長今井忠氏で、著名な方がパネラーということもあり、当事者、支援機関、公的機関の支援員、企業社員等、計100名以上の方が参加されて立ち見も出るほど、関心の高さを物語っていました。仕事仲間にも3名ほどお会いし、「あら~、こんにちは。」という声を掛け合い、着席です。

当社では、現在積極的に障害者委託訓練をはじめ、障害者の就労につながる実習の受け入れを積極的に行っております。多い日では、1日10名ほど、当事者とともに仕事(勉強)させていております。仕事開始前や昼休みに話をさせていただく機会も多いですが、緊張を皆様なさっていて、どうやってそれをほぐすか?小生含め当社のスタッフを歓迎していただけるのか?良く考えます。いやはや、個人的には、修行僧のような取組と感じています。

肝心のプログラムは、今井先生の講演が30分、あとは当事者の方々3名と今井先生での「どのときにストレスを感じるか」ということを体験として当事者に話していただき、今井先生が補足しました。

発達障害の方の基本的な個性(特性)を学びました。
■病状の確認
多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とする行動の差異、学習の差異。

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■かかわり方で心がけていること
・不安をあおったり、利用しない。花瓶にもてかない。
・五感の違い、自律神経不調には丁寧に接する。
・地震に気付きずらいので、すぐに帯
・頑張りすぎてしまうので、80%?(人によって%異なる)ぐらいでいいよ。と少し緩やかに行こうと心がけて、様子みて時折声をかける。

とのことでしたが自律神経不調は、勝手に反応してしまう。ということのようです。
*自律神経とは、自分の意思とは関係なく、 刺激や情報に反応して、体の機能をコントロールしている神経のこと。

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*この写真では、共通点はなんですか?という問いに通常「果物」と言われる方が多いと思いますが、ヘタがある。曲がっている。という風にとらえる。という思考方法という例。

■当事者からの意見
・自分がこういう人で、こういうやり方はつらいので、こうして頂けると助かります。を解って頂ける状況の体制がどうか?が企業では大事ではないでしょうか?何度も説明をし、しっかり向き合ってくれないと結構ストレスになると思います。自分自身を客観的に判断できずらい。自分自身のことを聞かれていると思わないときがある。この事を企業には解ってもらえにくい。
・発達の特性上、信頼関係を創っていくこと、つまり、企業側から積極的にコミュニケーションし、関係を創って頂けるとありがたい。
・聞いてもらえる体制か?素直に聞いていただいているか?がポイント。
・小さい時から発達と診断されている方は、発達とわからない。皆と違うことがわからないし、皆も嫌なんだと我慢していました。頭悪いかな?と感じていた。
・他人にわかりやすい説明が出来ずらい。

等、当事者が言われていたことです。

その後で今井先生は、企業の雇用管理の前提は、「困り感を他に説明できない」ということです。しかし企業は「困り」を言えるということを前提しているので、周囲が読み取る必要(類推する)がある。とのことです。EX)2年前とどう違うかがわからない。という前提としての雇用でしなければならない。との意見です。

小生個人的に思うのは、企業は、この話を聞けば「え~、大変だ!」と思う担当者もいらっしゃるかもしれません。しかし、近年は、公的支援機関、民間の発達専門支援機関(EX:kaien様)が手厚い支援をしていただけます。まずば、支援機関さんを活用するのが良いと思います。発達の方と接する時間が蓄積されば、社内で行うことも取組の余地ありではないかとおもいます。また、当たり前ですがお互いが信頼関係を創っていくこと、そのために全社で当事者の方を理解する努力をすれば、1人(人事や総務)が過度の負担にもならず、企業も当事者の方を理解すれば、障害者雇用枠で採用し、適切に付き合っていける(継続雇用できる)のではないかと思います。

発達当事者の方の集中力は、素晴らしいので、監視業務、一定の決まった入力作業、一定の範囲での繰り返しの業務等、様々できることを学習させていただきました。実践あるのみです。

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*上記の写真は、対応のヒントになる資料かと思いましたのでアップさせていただきます。

出会いやその他関係者の方に機会を頂き、心よりお礼申し上げます。

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