経理事務を発達障がい者・精神障がい者はできるのか?なぜそれをするのか?という問いを改めて考えてみる

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http://www.sumoto-cci.org/kentei/ より引用

人間(健常者、障がい者関係無く)に共通することがあります。
・実作業に触れる機会が少ない
・自信が無いのである。
学習機会がある職場、実作業に触れる職場であれば、責任感を持って仕事に取組み、能力を発揮できる仕事内容があるはずである。試行錯誤の結果、当社でも実践できています。
*就労移行支援含む事業所の職業訓練は、就職先職種やお客様を想定しづらく、模擬的・単調的・他社と同様なプログラムに(運営上)なりがちなようです。

▼自分のペースでの自信の付け方
簿記の資格取得は、年に3回あり、モチベーションも保てつつ、体調に合わせ目標設定しやすく、簿記を訓練中に取得することが努力過程として、キャリア形成として、精神障がい者及び発達障がい者の成長につながります。

▼発達障がい者・精神障がい者への対応検討課題
・どのレベルで教えたら良いか?
・本人進捗度が異なった場合の対応は?
・飽きさせない工夫必要ではないか?
・どの程度のプレッシャーを掛けて良いか?また、不可なのか?
・体調をどう理解するのか?やる気が出ているか?内容理解不足?

▼発達障がい者・精神障がい者への対策
・毎日1限目に前日の様子や良い点等、本人に1人10分程度語っていただく。
・理解が進んでいる方には、個別に復習中に質問時間を設ける。
・理解が伸び悩んでいる方には、基本(仕訳と転記の手書き)を徹底的に。
・自分のペースで行うように。
・会社の中での出来事や関係者とのやりとり、仕事の位置づけを明確に伝える。

▼発達障がい者・精神障がい者への就労に向けての成果
過去に訓練参加者に良いと思って頂いている点は、専門的に学べること、欠席なしに通えた等、いくつかあるのですが、「模擬的な職場体験ができた」ということが一番大きい効果である。職場で実際の実習を行うことで、もちろん本格的な体験ができるが短期(長くても2週間)で実習を行うことが多く、2ヶ月近くの長期実習を行うことがほぼ無い。その後、企業に採用ニーズがあれば、2ケ月間一緒に訓練を行うことで、他社員や会社の雰囲気、業務にも慣れ、人間関係もできるので、就職する際、仕事もスムーズである。スムーズに行けば、元々のポテンシャルとして高い方が発達障がい者には多く、職場環境にて適合すれば、一般社員と同様の能力を発揮します。

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▼企業にとっての成果
そして、この訓練と採用プロセスこそ、職場環境を改善する、会社の企業文化を優しい雰囲気にする効果である。
 ・社員が協力的になった。
 ・配慮がよりきめ細やかにできるようになった。
 ・外部の見学者が増え、営業や地域活動等の問い合わせが増加した。
 ・公的広報誌掲載による社会的知名度の向上。

▼障がい者支援をやってよかったと思ったこと、佐藤が個人的に障がい者支援で気をつけていることをピックアップ致します。
●考え方×情熱×能力
  *考え方は、マイナス100~プラス100まである。超前向き思考
  *どう成長させることができるか
  *障がい者の成長が著しければ、健常者にも配慮等応用できないだろうか

●性格(個性)80%、特性20%
  *1に2に信頼関係、3、4、なくて5に信頼関係 
  *困っていることをすぐに正確に伝えてくれるかは、信頼関係
  *障害特性での進まないのか?仕事の取り組み姿勢を理解しているのか?

●良い会社及び自分自身の人材成長へのきっかけ
  *きっかけは、様々ですけれども、上手く行っている会社は雰囲気が良い。
  *健常者も障がい者も対等で平等
  *障がい者は「先生」という感覚

雇用する側は、「選んでいるのですが」、障がい者より「選ばれている」という感覚を忘れてはいけないと思います。健常者も障がい者も関係無く「人」として接して話し、寄り添うこと。つまり、制度や立場、収益も大事ですが、より大事なのは、人間の原点に戻ることのような気がしてなりません。

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