発達障害者のスキルの課題とその解決方法について。

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先般ある勉強会で「発達障害者の職業生活上の課題とその対応に関する研究」の一部を著名な先生が発表されました。

スキル課題は、皆様が考えられていることではあると思いますし、深く掘り下げるとハードスキルとソフトスキルの支援が必要と感じられているし、現在のジョブコーチ制度やハローワーク等様々な関係機関は、ソフトではなくハードの面を中心に行っていると感じるところもあるのではないでしょうか?

発表の内容として
■ハードスキルの支援(仕事外の対人関係)
 仕事のやり方、進め方
 →辞めた理由
  簡単な作業が出来なかった
  自分の能力では手に負えなかった
  仕事の技術面で追いつかなかった
  仕事をするのが遅いので、向かなかった
  人より時間がかかった
  仕事のレベルアップが出来なかった。
  自分に合わない仕事だった。

■ソフトスキルの支援(仕事外の対人関係)
 日常生活能力、対人関係(挨拶、協調性、表情(明るさ))、余暇活動、職場での行動(休憩時間の過ごし方)
 →辞めた理由
 自分のペースで働けなかった
 仕事がつまらなかった
 ストレスと体力が続かなかった
 期待に答えようと頑張ったが続かなかった
 人間関係で問題を抱えた
 雇用主に自分の障害を理解してもらえなかった
 普通の人の感覚を身につけさせようとされ、精神的に辛かった
 「障害など関係ない努力して治せ」と言われ、重圧になった
 会社でいじめを受けた
 人間関係のややこしさにパニックを引き起こした
 いじめにあったり無視されたりした

私も発表の先生と同様ですけれどもソフトスキルの支援や整備が必要であると思います。ハード面は、時間を掛ければ技術的、スピードも向上していきますが、ソフト面は、生活の環境や育ってきた環境、親の教育方針、小学校、中学校、高校、大学生とそれぞれが異なるのです。企業もここまでは、目が行き届かないのが現実です。

■これらを踏まえて、以下3ケの課題が考えられます。と発表されました。

1、ソフトスキルの支援
学校支援、就労支援は、素晴らしいものがあるが職場での体験を実際にしないと明確に課題が浮かばない、もしくは、本人が働くイメージや経験もないので、自分を理解するために体験させることが必要。しかし、職場開拓先を開拓できていない。

2、定着支援
就労移行支援機関やハローワーク等では、企業のニーズに十分に答えられていない。

3、支援者の専門性アップ
 職業イメージ、組織イメージ、見通し、上司理解、職場スタッフ理解、日報の集計と構造化

■上記課題を解決するには、(小生個人の意見ですが)

1、ソフトスキルの支援
企業に発達障害者(雇用)の良さを伝えられている前提ですが、企業が良いと思えば協力的になります。その良いとは何かを徹底的に考え抜くことではないだろうか。

2、定着支援
様々な業務を経験し、企業の立場(決済者と担当者の違い、大企業と中小企業の違い等)を理解し、「こうすれば改善され、当事者も楽になります」企業に説明できるようにします。

3、支援者の専門性アップ
 企業で協力的なところを探す。時間関係無しに探求し没頭し、自らを奮い立たせ成長する。と常に考え、実行する。まずは、考え方を超前向き思考に変えることです。

いかがでしょうか?

あまり障害者だから「こうだから」「ああだから」という文章がなかったと思います。要は、人として、どう成長していただくか?そのためには、試行錯誤いろいろなことを試して、本人と実行して、振り返って、実行を粘り強くしていくことではないかと思います。ただ振り返りの中で、仕事が進まないのは、障害でそうなのか?自分自身の仕事でのことか?をしっかり分けて考える習慣を身につけさせるように持っていくこと、それを継続することが重要ではないでしょうか。

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