原点回帰2 障がい者雇用はじめたきっかけと若者自立支援企業視察報告

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農業高校卒業の私を坂本先生が関与されている勉強会で、お誘い頂き、2011年4月に法政大学大学院坂本光司研究室に入学しました。事業の方向性や価値観が非常に雲っていた時期でもあった。とにかく沢山の企業を視察出来るワクワク感と実際に「良い会社」を目の当たりにして、凄い。と思ったと同時に自分の甘さを感じていました。しかし、一生涯かけても行うことかどうかは、自分の中でシックリ来ていたとは思えませんでした。

自分がこれなら打ち込める事業(家族と5人の幸せのために)を模索しているところ、坂本先生の著書「日本でいちばん大切にしたい会社」の掲載企業である日本理化学工業の大山会長から直接視察や講話をいただける機会があり、参加しました。

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働いている社員(人)にフォーカスした研究室ですが、今まで視察させて頂いた会社と雰囲気が全く異なる。
この違いは何だろう?と思い、食堂やお手洗い老化の壁などを見て回っていました。まず、感じたのは、社員が明るい。そしてチームワークの良さを感じていました。現場に入り、それは、確信に変わります。

今思えば、日本理化学工業様には大変失礼ですが一般的な工場と比較してやや近代化されていない現場でしたが、感動に変わった瞬間でした。働いている方の仕事への取り組む姿勢と態度、正確無比な作業。そうです働いている方は、知的障がい者の方々の特性を生かし各々の性格や特性で力を発揮しているのです。当時の私は、どうやって現状社員に成長してもらうか?会社とは?社員とは?自問自答している時期で、頭を金槌て叩かれた感覚でした。

現場を拝見させて頂いた後、大山会長の講話でした。きっかけは、特別支援学校先生が熱心に進められ、乗り気でなかった。短期実習最終日に大山会長(当時社長)は、社員から熱心に当事者の彼女は、私たちが面倒見ますから、雇用してください。と…。大山会長も心打たれ、雇用を開始したそうです。どう仕事を教えて良いか?彼らに理解してもらうためには、どうやって伝えれば良いか?悩み繰り返して教え、他部門の仕事に配置を代えたり、様々なことを行い、上手く行かないことも続いた。悩みに悩んでいるうちに、彼らからも教えて頂いている…。その気持ちは、なぜわき上がったのか?また、それはなぜなのか?と根本的考えるようになり、働いている方は、とても純粋なのです。

大山会長の著書「働く幸せ」 WEVE出版 より
障害者の方と一緒に働くなかで、どうしてもわからないことがありました。施設で楽に過ごすこともできるのに、なぜ、一生懸命に働こうとするのか理解できなかったのです。
ある日、禅寺のご住職にその疑問をぶつけてみたんですね。すると、住職さんは、こうおっしゃいました。
「人間の究極の幸せは、(1)人に愛されること、(2)人にほめられること、(3)人の役にたつこと、(4)人から必要とされること。働くことによって愛以外の3つの幸せは得られます。障害者の方たちが、企業で働きたいと願うのは、社会で必要とされて、本当の幸せを求める人間の証なのです」
 私は、胸のつかえがとれる思いでした。障がい者も健常者もない、人間の根源にかかわる大切なことを教えていただいたのです。そして、1人でも多くの障害者の方々に「働く幸せ」を感じてもらえるようにしたいと考えるようになったのです。

私は、視察後著書を読み、家庭の事情のあり、まさに、これを一生涯の仕事にしよう。と思った瞬間でした。障がい者の現状を回るようになり、それから、障がい者雇用企業を中心に全国各地の一般の株式会社、特例子会社、NPO法人、社会福祉法人、福祉サービスでは、就労継続支援A型事業所、就労継続支援A型事業所、就労移行支援事業所、生活介護事業所、移動支援事業所、生活訓練事業所など延べ265か所視察させていただきました。

課題は職域開発です。多様化している様々な特性をや年齢の障がい者にいかに仕事を創れるかか課題であります。なぜこの職域開発か?は別の機会にお話しさせていただければ幸いです。

さて、今回は、先週視察させていただきました認定特定非営利活動法人 文化学習協同ネットワーク代表理事 佐藤 洋作 様 に お合いしてまいりました。
http://www.npobunka.net/

佐藤代表は、法政大学キャリアデザイン学科の「若者の自立支援」の講座も行っていらっしゃいます。

事業概要は、学習センター、コスモ、三鷹サポステ、練馬サポステ、相模原サポステ、パーソナルサポート、風のすみか、風のえき、すみか農場、野毛青少年交流センター になります。www.mhlw.go.jp/shingi/2010/05/dl/s0510-11c.pdf

現在は、多種多様な事業ですが、元々は、40年前より学習塾を始められており、その中で、若者の中で、「ひきこもり」、「不登校」の方々が増え、現代の学習進路ではない形態を親の要望等あり、試行錯誤重ねていった結果であることは、察することが出来ました。事業所をいくつか案内いただいている中で、ご説明頂いている際、DTPを中心に行っている事業部にお連れいただきました。佐藤代表も同じ課題を感じていたと思ったことは、実際に働くことが自立のためになるということです。いかに訓練を積んでも実際の社会で働くことでの支援(支援機関含めた)の限界があります。
限界とは、
 1、実際の仕事ではないので、責任感が違う
 2、リアルな職場ではないので、緊張感や慣れるまでの対応方法を学べない
 3、週40時間勤務がつらい人もいる。週2~3回程度での勤務ができる訓練はほぼない
 4、訓練では、創意工夫できる訓練内容が少ない
 5、仕事場の人間関係、雰囲気、昼休みの過ごし方、指示を受けるタイミング、質問のタイミング等の計り方が一番大事で、障がい者や傾向のある方には、それが大事ですけれども体験できない。

上記5ケをカバーできるのは、職場実習であるが現行の制度では、補助制度、受け入れ企業の開拓、受け入れ企業の体制等、厳しいものがありますが、DTPユースラボはそれをカバーできている制度ではないかと思います。

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明日まで、DTPユースラボ活動報告展示会を 明日まで以下で行っております。
2016年4月21日(木)~24日(日)12時~17時(入場無料)
東京都三鷹市下連雀1-15-2-203 KIZAWAビル2F
http://bigissue-online.jp/archives/1055521560.html

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