復職支援が進むきっかけになれば良いが・・・。

270411

企業がうつ病や精神障害を負った人を会社に復職させて雇用を継続するための環境整備(復職者向けの業務を用意したりするなど)を行うと、障害者職場復帰支援助成金を2015年4月から企業向けに支給されるようになります。

「障害者職場復帰支援助成金」(仮称)。働く人が病気や事故などで障害者になったり、うつ病にかかったりして3カ月以上休職したケースが対象。 助成金は、復職から6カ月間雇用が続いた場合、1人当たり35万円(大企業は25万円)を支給。さらに6カ月後にも同額を支給されるようです。

うつ病者の職場復帰を困難にしているのは、職場自体にうつ病者のストレスの原因があったり、すぐには以前と同じ業務を行えないケースが多く、処遇どうするかが企業としては、悩ましいでところです。

中小企業の場合は、ギリギリの人員で業務を回していることが多く、大会社や公務員と比べ休職期間も短いのが現実です。
うつ病などで長期休業者がいつ場合、他の社員が分担して仕事を行う場合も多く、残業が発生する機会も多くなり、他の社員への影響(長時間労働等)も
でることがあります。

その新たな従業員がうつ病で休業した人の仕事を行うのですが、そうなると休業したうつ病者が復職する場合、業務の引き継ぎ等、大変手間もかかります。
ましてや長期疾患者の補足を補い、新規雇用した場合は、ますます、復帰が困難になる場合もおおくあります。

そのため、うつ病が改善したとしても会社が職場復帰を認めず、休職期間満了で退職にしたり解雇したりするケースが意外と多いのです。

中小企業によっては後でもめごとになるくらいなら最初からうつ病者に休職を認めずに退職させてしまう会社さえあります。

このような場合は新たに従業員を雇うしかありません。

少し、深く見ていきましょう

精神疾患者322万人、オープンにしていない精神疾患者100万人(複数の医師等の参考意見)やひきこもり69.6万人(60%以上は発達障害の疑い)
http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h25honpen/b1_04_02.html(ひきこもり内閣府)
(人口比率で3.8%(26人に1人))

いるとされます。

<それぞれの立場での復学支援・復職支援の悩み>
■労働者の立場から
昨今の国内情勢として、心を病まれる方々は増えるばかりなのに産業構造は省みる仕組みを持たない為に被害者が減るに必要な材料は乏しい現状に、深く憂慮いたしております。
■医者の立場から
診療やカウンセリング場面だけでは不十分で、再発する可能性も60%はある。

■企業の立場から
復職時から通常のパフォーマンスを求め、伴走的復帰(試験的勤務、リハビリ勤務)支援を出来る企業は、一部の大企業を除きほぼ皆無に等しい。

■病院の立場から
通院でのプログラムが本人の合致しているのだろうか?医療行為なので、制度に準ずる必要もあります。しかし、もう少し本人の体調に合わせたプログラムが組みにくい。

■当事者本人から
自分の体調に合ったプログラムがあるとありがたいが、個別に不定期に行うのは、なかなか大変で、遠慮してしまう(悪いと思い我慢してしまう)し、人目が気になる・・・。

<理想的な復職支援のサービス>
■予防のための定期面談
可能であれば全社員(大企業の場合は、疑いの有る方の支店や工場ごと等になると思いますが)との面談

■うつ病に特化した関係性づくりトレーニング研修、定期的面談
必要な場合通所する→体調と整える→自分の関わり方を認識し伝える→社会復帰

■休学中・就活中・失業中の方、精神障害者手帳無の方も安心して通所可
 ・復帰に向けた支援施設では休職中の方のみの対象、
 ・就職に向けた(就労支援)施設では手帳必須ですが休職中の方のみの対象となる場合がある、

■関連会社での手厚い転職支援及び転職斡旋サービス
精神障害者や発達障害者向けの職域(事業)開発支援、精神障害者直接雇用のノウハウ、企業の受け入れ態勢もしっかり指導し、環境整備、職場環境改善が整備、もし、当事者の方が退職した場合、安心して転職できるよう支援及び斡旋します。その後の定着支援も2年間は(条件により)可能です。

■一気通貫サービスが提供でき当事者も安心
 精神障害者の方は、各機関との相性のことで悩まれる方は多数いらっしゃり、本人のモチベーションや技能では解決しずらい内容です。就活中・休職中・失業中の方々が安心できるよう各機関と当社の連携関係の中から、職種と相性をよく検討し、信頼関係を構築している会社に斡旋するサービス

<根底となる復職支援の考え方>

復学や復職、就労継続、社会復帰のためには、難しく考えず、シンプルに下記を意識して接することで、自尊心や肯定感もでき、モチベーションも上がり、楽しかったり、笑いが合ったり、「会社に行こう」という気持ちになるのではないかと感じています。下記が根底に必須かと思います。

   記
・人に愛されること
・人に褒められること
・人に役に立つこと
・人に必要とされること

組織拡大、組織保守、技術的なことや売上を目標ということが先行してしまい、「人」として、どう生きるか?どう学ぶか?どう働くか?どう休むか?を問うことが少なくなっていると当社の当事者スタッフと話して感じます。

会話が増える(仕事でも生活面でも)徐々に社内の良い雰囲気が出来てきて、現在、いきいきと働いていてくるのではないかと思います。当事者の状況よりも企業側の職場環境づくり(受入体制)が必須では?と考えるようになりました。 当事者も健常者もお互い様(健常者は、明日は我が身と考えると)かなと思います。

職場の雰囲気づくりが精神疾患者を減らしつつ、良い職場環境になる最大の効果ではないかと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る